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心不全手帳を使った心不全管理 ―心不全療養指導士をはじめとした当院の取り組み―

2024.12.26

心不全とは心臓の働きが弱まることで息切れやむくみが起こり、だんだんと悪くなり生命を縮める病気です。心不全増悪の誘因は、不整脈や貧血、感染などの医学的要因と水分や塩分の摂取過多、怠薬や過活動による生活関連要因があります。日本の心不全患者さんは現在約120万人と言われており、超高齢化の進行により少なくとも2035年まで増え続け、135万人にまで達する見込みです。心不全は症状が良くなったり悪くなったりを繰り返し、再入院率が多いことも課題となっています。こうした状況の中で、患者さんや家族が病気を深く理解し、セルフケアを継続することが、症状の悪化を防ぐ鍵となります。そのセルフケアを支えるために当院で使用しているのが「心不全手帳」です。

心不全手帳は、患者さんが自身の体調を記録・管理し、病気と向き合う力を育むためのツールです。この手帳には、心不全の基本知識や生活上の注意点が分かりやすくまとめられており、患者さんが病気を「知る」「予防する」「管理する」ためのガイドとして活用されています。特に手帳の重要な役割は、血圧や体重の記録です。患者さんは、入院中から毎日記録をつける練習を行い、体調のわずかな変化に気づく習慣を身につけます。これにより、退院後も早期に異常を察知し、悪化を防ぐことができます。

当院では、心不全療養指導士8名、心臓リハビリテーション指導士4名(医師2名、理学療法士2名)が在籍しています。それぞれの専門性を生かしながら、多職種が連携し患者さんをサポートしています。 心不全指導には心不全手帳を使用し、血圧や体重を記録する習慣を身につけ、心不全の病態や退院後の注意点、受診の目安など生活を送るうえで気をつけるべきポイントを具体的にお伝えしています。当院では、心不全と共にどう生きるかを考え、患者さんとの関わりを通して患者さんが大切にしているものを知り、その人らしい療養生活を送れるように支援しています。

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▽心不全手帳はこちらから
https://www.asas.or.jp/jhfs/topics/shinhuzentecho.html
日本心不全学会『心不全手帳』(2022年10月第3版)」

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