心臓血管センター
診療科や職種の壁を越えた多職種チーム
2023年10月より心臓血管センターをスタートしました。
生命の維持に直結する心臓・血管・腎臓などをそれぞれの専門分野に特化した医師や多職種にて、総合的に検査・治療にあたっています。
心臓血管センターでは診療科の垣根はなく、急性期・慢性期において専門的で個別性をもった医療の提供、多職種連携による病院内だけにとどまらない訪問サービスの提供など、患者さんに必要とされる医療・サービスの提供を科だけでなく、職種の垣根を超えた連携力で実現していきます。
心臓血管センター 私たちにできること
センター化ならではの連携力を発揮
心臓血管センターという名前の元、医師や看護師だけでなく、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、医療ソーシャルワーカー等、数多くの職種が共同して、最適な医療提供を目指して連携しています。
多職種連携により切れ目のない医療提供が可能
多職種による連携は、入院・外来・訪問等それぞれの場面でつながりを持たせることができ、一貫性をもった医療提供が可能となります。
センターでは、情報共有を速やかに行い、連携力を強化することで、切れ目のない医療提供を実現します。
緊急にも対応した複合治療を実現
心臓・血管・腎臓などは、病気により複合的に治療が必要になることがあります。
心臓血管センターでは、それぞれの専門性を活かした医師が各疾患に合わせて、共同して治療を行います。
救急体制にも力を入れており、緊急時にも共同して複合治療にあたることが可能となっています。
心臓血管センターと地域連携
心臓血管センターの開設は、これまで以上に医師の連携を強化しつつ、医師だけではなく、多職種での連携力を発揮し、緊急に対応した複合治療を実現します。また、永井病院は各チームが連携を図り必要な時に「最善の医療」が受けられる、そして切れ目なく医療・福祉が提供できる街づくりを目指しています。
心臓血管センターの専門性
・日本内科学会認定内科医
・日本内科学会総合内科専門医
・日本循環器学会循環器専門医
・日本心血管インターベンション治療学会認定医
・心臓リハビリテーション指導士
・心臓血管外科専門医
・日本外科学会専門医
・日本脈管学会認定脈管専門医
・麻酔科標榜医
・下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医
・腹部大動脈ステントグラフト内挿術実施医
・日本心血管インターベンション治療学会 インターベンションエキスパートナース(INE)
・日本心血管インターベンション治療学会 心血管インターベンション技師制度(ITE)
・日本心臓リハビリテーション学会 心臓リハビリテーション指導士
・心不全療養指導師
【施設認定】
・循環器専門医研修施設指定病院
・日本心血管インターベンション治療学会研修施設
心臓血管センター 多職種の関わり
看護師:心不全療養指導
心不全の専門知識を持った心不全療養指導士が心臓血管センターでスタッフに知識の共有を行い、個々の患者さんに最適な療養指導を行っています。
地域での心不全に対する質の高い診療を推進すべく地域医療に貢献していきます。
薬剤師:院内での服薬指導と訪問薬剤指導
服薬指導とは、処方された薬を適切に飲んでいただくためのご説明です。
専門の知識を持った薬剤師が、患者さんに薬効・副作用などの正確な情報を説明しております。
院内での服薬指導だけでなく、訪問薬剤指導なども行っており、ご自宅で継続的な服薬などを行っていただけるための服薬指導などにも力を入れております。
管理栄養士:栄養指導とおいしい食事
心臓・腎臓・血管における疾患を持った方は塩分など様々な食事の制限があります。
そのような中でも、入院中の患者さんにおいしい食事を楽しんでもらえるように管理栄養士がメニューを考え、食事提供を行っております。
入院中、管理栄養士により栄養指導を行わせていただくことにより、退院後の食生活などを整えていけるサポートをさせていただきます。
理学療法士・作業療法士:心臓リハビリテーション・腎臓リハビリテーション
心臓や腎臓などは、生命に直結する大切な臓器であり、病気を治療しただけでは、社会復帰することが難しい場合もあります。
そのため、入院中から退院後も専門のリハビリテーションを行うことにより病気になる前の状態に可能な限り近づけることが可能となります。
心臓・腎臓などの疾患に対する知識を兼ね備えた専門スタッフが最適なリハビリテーションを行います。