命をつなぐスキルを磨く―手術室でのBLS研修に密着!
先日、手術室で実施されていたBLS(一次救命処置)研修にお邪魔しました。
真剣な表情で胸骨圧迫や気道確保、AED(自動体外式除細動器)の使用方法を確認するスタッフたち。
医師、看護師、臨床工学技士など、職種を超えて全員が同じ目的を持ち、命を救うためのスキル向上に取り組んでいました。
当院には集中治療室や心臓血管センターにBLSプロバイダー認定を取得しているスタッフが所属しており、その専門知識を生かして各部署で順次シミュレーション研修を実施しています。
実際の現場さながらに心停止の症例を想定し、限られた時間の中で迅速かつ的確な対応を行う訓練は、緊張感に満ちたものでした。
▪️なぜBLS研修が重要??
心肺停止が発生した場合、救命率を大きく左右するのは最初の数分間の対応です。
BLSはその初期対応にあたり、胸骨圧迫や人工呼吸、AEDの使用を通じて心臓や脳への血流を維持することを目的とします。
これらのスキルは医療従事者だけでなく、誰もが知っておくべき知識ですが、医療の現場ではさらに迅速かつ正確な判断と連携が求められます。
特に手術室は、患者さんの状態が急変するリスクを常に抱えている現場です。どんな状況でも冷静に対応できるよう、日頃からの備えと実践的なトレーニングが不可欠です。
▪️実践型シミュレーションの意義!
今回の研修では、実際に発生する可能性のある緊急事態を想定して行われました。
例えば、手術中に患者さんが急変した際、どのようにスタッフが役割分担を行い、限られたスペースや時間の中で最適な処置を行うか。
経験のあるスタッフからシナリオを想定し、臨場感と緊張感の中で学ぶことができました。
▪️部署を超えたチームワークの強化!
シミュレーション中、印象的だったのはスタッフ同士の連携です。誰が何をすべきか、どのタイミングで声を掛け合うか。
緊急時の対応においては、こうしたコミュニケーションが生死を分けることもあります。
部署や職種を超えて一丸となって課題に取り組むことで、実際の現場でもスムーズな連携が可能になります。
▪️最後に
「もしも」の事態は、いつ、どこで起こるかわかりません。しかし、だからこそ私たちは備え続けます。
命を救うためのスキルを磨き、連携を強化すること。それが、患者さんにとって最良の医療を提供するために欠かせない取り組みなのです。
当院では、今後も全スタッフがBLSスキルを確実に身につけられるよう、継続的な研修を実施してまいります。
これからも「命をつなぐ医療」を支えるため、スタッフ一同努力を続けていきます。