日本心血管インターベンション治療学会 第45回 東海北陸地方会 および CCT2021に参加して
2021年10月16日から17日の2日間、Web開催にて「第45回日本心血管インターベンション治療学会 東海北陸地方会」が行われ、当院からは臨床工学技士1名が発表を行いました。2019年から2020年の間は、コロナ禍のために、学会活動自体が自粛となっておりましたが、昨今のリモートワークの流れにより、学会活動自体も、インターネット上での開催が増えてきており、実際に学会会場へ足を運ばずとも、学会への参加が可能な時代となりました。
著者は「短期間で3例のステント脱落を経験して」というタイトルで発表を行いました。
心臓カテーテル治療において、全国的に珍しい合併症を経験し、その合併症の対処に成功した事例に関しての内容でした。他施設からは、多くの反響があり、参考にしていただければ、今回の発表にも意義があるのではないかと思いました。
また、今回の発表は、多くの方に聴講していただいたこともあり、メディカルプロフェッョナル部門の一般演題にて優秀賞を受賞することができました。(図1)
このような賞を頂くことは初めてでしたので、非常に嬉しい気持ちで、今後の励みになりました。
2021年10月28日には、Web開催にて「Complex Cardiovascular Therapeutics 2021(以下CCT)」が行われ、当院からは、臨床工学技士1名が共催セミナーで「ゼオンメディカル社の駆動装置と光sensor IABPシステムの有用性~使用経験から~」という内容で発表を行いました。(図2)
CCTとは、心臓カテーテル治療のみならず、下肢動脈硬化症に対する血管拡張術、心臓手術を行わない心臓弁膜症の治療である経カテーテル大動脈弁置換などのいわゆる、循環器内科領域の世界的な学会です。
そのような歴史のある学会で、共催セミナーの発表を行えることは光栄なことで、非常に勉強になりました。
本学会へ参加したことにより、自身の知識を深めることができ、同時に他施設のコメディカルの方々と交流を深めることができました。また、本学会において得た知識は院内のスタッフ間へ伝達し、情報共有を行うことで、地域医療に貢献したいと思います。
筆者:臨床工学技士
(図1.日本心血管インターベンション治療学会 第45回東海北陸地方会 一般演題Award コメディカル)
(図2.CCT2021 Co-medical session 「Sensor IABPの有効性の検証」)