
Key Nurse
永井病院看護部には、チーム内で専門性を
発揮する専門性追求型や
チーム全体を支える組織貢献型など
様々なスタッフが自分らしく働いています。
今回keyNsとして紹介されるナース達に、
ピックアップされた感想や働きがい、
今後の目標について聞いてみました。
資格取得がゴールではなく
実際の臨床で活かせることが大切。
特定行為看護師



特定看護師の専門性を遺憾なく発揮し、
チームの起点となる存在を目指しています。
特定行為看護師



一番大切なことは目の前の患者さんと家族、
スタッフへの深いコミットメントの継続。
がん看護専門看護師


実践経験を経る中で、さまざまな困難な状況を抱える肺がんや血液がん患者さんに出会いました。がん看護に関心を持ちながら、具体的にどのようにしたらよいのか、かかわりにおける悩みは多く、「より深くがん看護について学んで力をつけたい。もっとがん患者さんの力になりたい」という思いから大学院に進学しました。2006年にがん看護専門看護師(OCNS)の認定を受け、早くも15年以上が経過しました。急性期病院で20年以上の実践経験を持ち、OCNSの認定を受けてからの期間も同病院で過ごしてきました。当時、CNSの資格認定制度が発足したばかりで、病院では存在は知られておらす、活動は能力を活かせる場を模索していくことから始めました。試行錯誤の毎日でしたが、新たな活動の場を開拓する(新しいものをつくり上げる)楽しさも感じました。
私は所属していていた組織のなかで最初のOCNSです。当初は思うように役割開発ができず悶々とした時期を過ごしました。急性期病棟に所属し、看護スタッフとして「実践」をしながら、週1日を活動日の中で、他部署から緩和ケアについて「相談」を受けたり、勉強会や研究支援など「教育」を行ったりしました。その後、外来化学療法室の仕事が主となり、緩和ケアチームにも所属し、組織横断的に活動できるようになりました。活動の場を開拓していく、必要なリソースととらえてもらううえで、外来化学療法看護との出会いや緩和ケアに向き合ったことが欠かせないものとなりました。 CNSになって自分自身が変わったと思うのは「広い視点で自分や所属施設の看護について評価するようになったこと」です。CNSになってからは「所属施設の看護ケアの向上をはかるためには、自分はどのような役割が果たせるだろうか」と考えるようになりました。現病院では、組織横断的に活動し患者さんとかかわりながら、意思決定支援や多職種連携に力を入れています。

スタッフと一緒にがん患者さんと家族と向き合い、地道に高度な看護実践を行っていく。いちばん大切にすべきことは目の前の患者さんと家族、スタッフへの深いコミットメントを継続することだと思います。生活者としての患者さんを支えるという視点で根を深く張っていきたいと思います。組織内の連携が、地域にもつながっていけるように役割発揮していくことが目標です。
これからOCNSを目指す場合、自分の置かれた状況を自分の力でどう切り開いていくかが、CNSとしての大事な要素のひとつであると思います。どんな場にいても、どんな役割や立場についても、地道にその場で実践と信頼を積み上げていくことから始まると思います。焦らず、くじけず、あきらめずに歩んでいくことができたらと思います。
超高齢化社会となり心不全パンデミックを見据えて、心不全患者さん、ご家族への個別性を持った心疾患指導を行っています。
退院後の症状悪化による再入院の予防やQOL(生活の質)の改善を多職種と連携して日々看護実践に取り組んでいます。
今回、心不全療養指導士を学び看護につなげている現状についてお聞きしました。
心不全療養指導士


日本循環器学会 心不全療養指導士 求められる役割 参照https://www.j-circ.or.jp/chfej/

三重県がんにおける質の高い看護師育成研修修了看護師として
家庭と仕事、どちらも選ぶ働き方
三重県がんにおける質の高い看護師育成研修 修了者


育児短時間勤務主任は平日ほぼ日勤常に出勤しており、病棟全体の把握が可能なため、リーダー業務を任せて頂くことも多いです。
勤務開始時間が9時以降であり、朝礼の参加ができないため師長はじめ夜勤リーダーのスタッフより夜勤帯での変化などを教えて下さり助かっています。
勤務時間内においてスタッフからの相談に応えたり、他部署と連携を取るなど役割を認識しできる限り実行しています。
以前より勉強し、患者さんへのケアにつなげたいと思っていた際に研修のお話を頂き、是非参加させて頂けたらと志願しました。

そんな中、ママナースもやりがいのある、働きやすい職場と、子どもが7歳になるまで育児短時間勤務を取得できるようになり、さらに育児短時間勤務においても主任という役割を任せてもらい、第一線で師長や主任、スタッフの皆と話し合いながら患者さんへケアを提供できること、患者さんやスタッフに対し、微力でも自分が他者の分になれることが自身のやりがいに繋がっていると感じます。
こういう働き方が実現できているのは、制度を作って下さった病院をはじめ、病棟スタッフの皆様、家族など周りの方々の支えがあってこそだと日々感じています。
出勤前にご飯を作ったり、できるときに作り置きをし、仕事帰宅後も余力が残せるようにしています。
また、隙間時間に一人のほっとできる時間を作るように心がけています。
怠慢にならないように自信のスキルアップになる研修にも参加したいとおもいます。
ママナースとして、これからもより働きやすい職場となるよう意見を聴取しながら業務改善に取り組んでいけたらと思っています。
“患者さんの反応・行動に変化があったときは、看護の振り返りが必要”と信念を持ち、尊厳や倫理観を大切に考えている。
患者さんに親しまれ、回復期リハビリ病棟でいきいき働いている回復期リハビリ認定看護師の看護観について聞いてみました。
回復期リハビリ認定看護師



入職から2年間のローテーション配置で、3病棟(内科、外科、整形外科)で看護を学び、
3年目から整形外科病棟配属となり看護師経験8年目となる今、keyナースとなるまでの道のりとは。
整形外科病棟中堅看護師



永井病院初の新卒でOPE室へ配属となった2人。
新卒から4年が経った今、keyNsとなるまでの道のりとは
手術室4年目スタッフ


辛い事や嬉しかった事などたくさんあったと思いますが、この4年間どうでしたか?

初めは何もわからないところからのスタートでした。 近い世代の先輩はおらず、自分の進んでいく道のりが見えないことは不安に感じていました。 しかし、「何でも聞いてね」と声をかけてくださる周りの先輩や、1日1つは技術・知識を獲得したいという自分の強い意志が日々の成長へ繋がったと感じています。 今は新しいスタッフも加わり切礎琢磨できている日常に嬉しく思います。

入職当時は手術についての知識・技術だけでなく、基本的な看護技術も同時に習得していかなければならない点が大変でした。 先輩方にサポートしていただきながら、少しずつ任せていただける業務が増え、現在は責任感と自信を持って行動できるようになったと思います。 器械出し・外回り看護だけでなく、新人教育やリーダー業務など、手術室看護師として多くの経験をさせていただき、充実した4年間を過ごすことができました。
永井病院、手術室での働きがいとは?

一人ひとりの専門的レベルが高い場で共に学び、成長できていると感じられることです。 活動の場が広がるなかで、分野ごとに極めている方を知るきっかけとなりました。それぞれの場で学んだことは、看護師としてどんな場所においても役に立ちます。毎日レベルアップできていると実感でき、やりがいを感じます。

手術室やアンギオ室での看護は専門性が高いものが多く、日々新しい技術や器械が導入されるため学び続ける必要があります。 常に学び、成長できる環境にあり、様々な経験ができることは、大変な面もありますが、楽しさややりがいにも繋がっていると感じています。


keynursに選ばれ、改めて次世代の模範であることを実感しました。 また、ここまで歩んでこれたのは自分を指導して育ててくださった先輩や、自分を支えてくれた同期や後輩のお陰だなと思っています。

これまでの努力を認めていただけたように感じ、素直に嬉しかったです。 手術室看護師としてさらにスキルアップしていけるよう、今後も努力し続けたいと思います。

感謝の気持ちをもって仲間と関わる人が多い印象です。 手術室は、一人ひとりがプロである自覚を持ち、チームとなって1つ1つの手術を安全かつ迅速に対応します。 こういった、特殊な環境における何気ない仕草や熊度でスタッフ間は思いやりを持ち行動しています。 そのため、現場においてお互いの良さを活かし合い、尊重することができていると思います。

手術室では様々な職種のスタッフが連携し手術を行います。 それぞれ専門分野や得意な分野に違いがあり、個性豊かなスタッフが集まっていますが、そのおかげで足りない部分を補い合いながらスムーズに業務ができていると思います。


現在、多くのことを経験している途中で、さらに深掘りして学んでいきたいと考えています。 具体的な目標をみつける為には色んなことに挑戦していきたいです。

現時点ではまだ進みたい専門分野をひとつに絞ることができていないので、今後は院内外の研修や学会に積極的に参加し、自分の興味がある分野を見つけていきたいと思っています。 また、研修や学会に参加し、そこで得た学びを実践に活かしていくことで、より高度で安全安楽な看護を提供できるよう知識を深めていきたいです。
外来看護師として、患者さんに寄り添った丁寧な看護を実践。
2022年に「三重県がんにおける質の高い看護師育成研修」に参加されました。
研修に参加された志望動機と、学ばれたことをどの様に看護実践に活かしているのかを聞いてみました。
三重県がんにおける質の高い看護師育成研修 修了者


新卒で入社し、さまざまな病棟を経験後、現在は集中治療室で勤務。
輝きながら頑張れる秘訣はどこにあるのか。
お話を聞いてみました。
東海ストーマリハビリテーション受講看護師



