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透析

新たな国民病と言われる「慢性腎臓病(CKD)」。

腎臓は病気がある程度進行してしまうと、現在の医療では、元の状態には回復しません。透析治療を必要とする患者さまの増加にともない、永井病院では、2014年8月に透析室を開設しました。

人工透析とは?

人工透析とは、腎炎・高血圧・糖尿病などにより腎臓が機能しなくなった人に対し、腎臓の代わりに機械を使って、血液の中の老廃物や水分を取り除く治療です。
1日4時間の透析治療を週に3回、定期的に行います。

永井病院の透析

当院の透析室には、5つのベッドと、それぞれに個人用透析監視装置があります。
快適、安全に透析治療を受けていただけるよう、看護師・臨床工学士合わせて5名(うち、透析技術認定士2名)のスタッフがサポートさせていただきます。

透析スケジュール

診療時間
【午前】 9:00 ~ 10:00
【午後】 01:00 ~ 02:00

透析担当医師より

腎臓病は軽微な症状で始まり、知らない間に進行して腎不全に陥ってしますこともままあります。
当院腎臓内科では、軽度の尿異常から早期に的確な診断をして治療を開始し、腎炎の診断と治療、慢性腎不全の保存療養、急性腎不全の治療、血液透析の導入、透析患者の合併症の治療、各種吸着や血漿交換療法、および維持透析患者の管理を主な業務としています。患者さんが安心して治療を受けていただけるよう、スタッフ一同取り組んでいきますのでよろしくお願いします。

腎臓内科医師
吉川 和幸

腎臓内科の診療内容はこちら

永井病院の透析室 4つの特徴

他の病気やケガで入院治療しながら、透析治療もできる

ケガや病気などで、やむを得ず入院が必要な方も、入院治療を受けながら、安心して透析治療を受けていただけます。
当院では、循環器科、消化器外科・消化器内科、整形外科、腎臓内科などの病気に対して、入院治療が可能です。

シャントトラブルに対応

透析を行っていくにあたり透析ができる血管(ブラッドアクセス)を手術で作る必要があります。
透析は一分間に200ccという多量の血液を浄化する必要があるからです。
① 内シャント(動脈と静脈をつなぐ手術)
② 動脈表在化(奥にある動脈を吊り上げてきて皮膚の表面に持ってくる)
※主に心臓の機能が悪い方に対して施行いたします。
長い間透析を行っていると、血栓ができたり、いろいろな原因によって血管の内側が狭くなったり、詰まったりすることがあります。当院では、「PTA(経皮的血管形成術)」・「修復術」など多岐にわたって対応が可能です。

心臓の合併症にも対応

透析を受けられる方には、命に最も関わる合併症として、「心血管系の合併症」があります。
循環器科の診療も行っている当院では、循環器科の専門医と連携し、それらの心疾患にも対応することができます。

特殊血液浄化療法も実施

腎不全に対する血液透析療法の実施や新規導入だけでなく、薬物中毒、敗血症、劇症肝炎、肝不全、心不全、多臓器不全、自己免疫性疾患のギラン・バレー症候群、重症筋無力症、全身性エリテマトーデス等に対するさまざまな特殊血液浄化療法を積極的に行っています。
 
重症患者に対する持続的血液透析濾過法(CHDF)、エンドトキシン吸着療法、腹水濾過濃縮再静注法(CART)、単純血漿交換法(PE)、白血球除去療法(LCAP)&顆粒球除去療法(GCAP)など

透析室では透析治療の他にもこんな治療をしています。

いろいろな種類がありますが、すべて透析の応用でできます。 装置や器材は変わりますが、患者さんのニーズに合わせてさまざまな治療に対応できます。

●持続的血液透析濾過法(CHDF)

循環動態が不安定な腎不全、重症急性膵炎、劇症肝炎、急性心不全など、重症な症状に適応される治療法です。

●エンドトキシン吸着療法(PMX)

敗血症ショックを起こすきっかけとなる細菌毒素(グラム陰性菌などを)除去する治療法です。

●腹水濾過濃縮再静注法(CART)

腹水を抜き、濃縮濾過します。そして悪い細菌や癌細胞だけを取り除き、良いたんぱく質などが濃縮された腹水を体に戻す治療法です。肝硬変や癌性の腹膜炎などに適応されます。

●単純血漿交換法(PE)

免疫に関与する血液中の悪いたんぱく質を除くために、血球(赤血球、白血球、血小板)以外の成分(血漿)を交換する治療法です。主に免疫異常をともなう疾患に適応されます。

●白血球除去療法(LCAP)&顆粒球除去療法(GCAP)

潰瘍性大腸炎に対する新しい治療として当院ではG-CAP、L-CAPを行っています。